株式会社遊然の代表である頓所へのインタビュー記事を作成していただきました。

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「遊びは、人生だ。」

私が株式会社遊然を創業したのは、この想いが強くあったからです。

遊びや自然との関わりを通じて気が付く、人生の素晴らしさ。五感が刺激されることによって、生まれる感動。そんな心揺さぶる想いを多くの方に知っていただくため、魅力あるもの・場所をマーケティングの力で届けるのが私たちの使命です。

こうした想いを込めた株式会社遊然を創業するまでには、様々な経緯がありました。

自分の人生を生きたい。想像を絶する人との出会いから、価値観が大きく変わった大学時代

私は昔から“人”とのかけがえのない瞬間に心惹かれていました。大学生の頃にはヒッチハイクをしたり、スラム街でホームステイをしたり。とにかくたくさんの方に出会ったんです。

想像を絶する人生を送る方や経営者など、様々な方の価値観に触れていると「人間はいつか死ぬ。だからこそ、たくさん五感を刺激し感動したい」と思うようになりました。

感動するためには、まずは自分が本気で楽しむ必要がある。そして、遊ぶように仕事をしたい。それを叶えるためには「起業する必要がある」と考えました。

このような大学時代での出会いが、起業するきっかけとなったのです。

お金を稼ぐことに満足し、見失いかけた”人生の軸”

起業するために必要なものを考えたところ、最も大切なのは仲間であるとの結論に至りました。仲間を集めるためには自分が魅力的でなければなりません。そう考えた私は、大学卒業後は独立し、自分自身でスキルを高めようと決めました。

しかし、たまたま友達に誘われて足を運んだ就活イベントで、完全実力主義の不動産会社に出会ったのです。「ここなら楽しく働けそうだ」と思った私は、そのまま東京の不動産会社に入社し、投資用不動産の営業として奮闘することに。

お客様から冷たくあしらわれることもありましたが、気付けば多くのお客様と友人のような関係性になっていたんです。それと同時に成果も上がっていきました。そんな生活を続けていると、いつの間にか“お金を稼ぐこと”に満足してしまい、「起業」が完全に頭から抜け落ちていったのです。

そして、社会人3年目で訪れた新型コロナウイルスの流行。営業にも飲みにもいけない期間で、久しぶりに“起業する野望”を持っていた大学生の頃の自分を思い出しました。

「このままではいけない」

我に返った私は、自分に何ができるかを考え抜き、起業の準備を始めたのです。

「やりたいこと」と「能力」にギャップがあり、踏み出せなかった起業

「起業するなら、大学時代に自分を育ててくれた仙台がいい」。

それだけは決まっていました。しかし、いざ起業を考えると“やりたいこと”と“自分の能力”にギャップがあることに気付かされたのです。

今の自分が持っているのは営業力だけ。

経営者になるには、営業力だけでなくマーケティング力やマネジメント力が必須です。このような理由から、私はすぐに起業することを諦め、マーケティング力やマネジメント力を同時に高められる会社に転職することを決意しました。

転職後は幸いにも社内の人間関係に恵まれ、上司や部下とはかなりの頻度で飲み会をするほど。お客様とも楽しくお話ししている間に成果に繋がり、自然と成績も上がっていったのです。結果的には転職後2年目でオフィス拠点長となり、スキルも着々と磨かれていきました。

仕事を楽しんでいるうちに「経営者に必要な能力」を身に付けることができ、起業を考え始めたのです。ただ、はじめから法人を設立するのではなく、個人事業主としてリスクを抑えた活動をするか迷っていました。そんなとき、大学時代にアルバイトをしていた飲食店で新たな展開を迎えます。

積み上げてきた努力が、飲食店との信頼関係により花開く

大学時代にアルバイトをしていた飲食店には卒業後も定期的に顔を出しており、たまたま会社を退職するタイミングでも伺っていました。そこで今後やりたいことを話していると、社長が「うちのマーケティングを手伝ってもらえないか」と声をかけてくださったのです。

私は迷わず支援させていただくことを決め、「これまでお世話になった飲食店に恩返しをしたい」という一心で向き合いました。

ホームページの改善はもちろん、これまで当飲食店が取り入れていなかった公式LINEやInstagramなど、効果がありそうな施策を実験的に取り入れてみることに。すると、想定よりも高い成果を出すことができたのです。

これまで歩んできた経験が、ここでやっと繋がった。そして、快く支援させてくださった飲食店に貢献できた。このとき、自分の努力が実ったような感覚と、人に恵まれていることへの感謝が一気にこみ上げ、心から感動したことを今でも覚えています。

飲食店へのご支援で成果を出せた成功体験を通して、「この方法なら、飲食店の魅力をより多くの方に知っていただけるのではないか」と思い、法人設立することを決意しました。

お世話になった土地で、恩返しを

現在は仙台市・長岡市・あきる野市を中心に支援させていただいています。これらの土地では非常に多くの方に成長させていただき、心から思い入れのある場所となりました。そのため、まずは温かく見守ってくださった土地に恩返しをできるよう弊社の役目を全うします。

このような姿勢でお仕事をさせていただいていると、ありがたいことに他店様へご紹介いただくこともあり、嬉しい限りです。そして何よりも、自分を成長させてくださった土地での繋がりが増え、コミュニティが広がり始めていることに深く感銘を受けています。

今後も地域や社会の広がりを増やし続け、多くの方に魅力を伝えられる会社へと成長して参ります。そして、弊社のミッションでもある『人生に、刺激と感動を。』を体現できるようこれからも精進してまいりますので、株式会社遊然を何卒よろしくお願い申し上げます。

盛内結衣(もりうちゆい)さん

インタビューの担当者

強みを受け入れ活かす対話から、魅力を引き出すことが得意

今回、インタビューを担当して頂いた、盛内結衣さんです。取材ライターとして活動し、コーチング業も行っています。

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